
背が高い方・小柄な方・ふくよかな方の着物レンタル サイズガイド|何cmまで着られる?
着物レンタルのサイズを徹底解説。身長とヒップで決まる着付けの仕組み、お店に揃うサイズの幅、予約時に伝えるべきこと、背の高い方やふくよかな方のための着こなしのコツまでご紹介します。
2026年9月14日·✍️ olablog·⏱ 14 分で読める
着物レンタルのサイズを徹底解説。身長とヒップで決まる着付けの仕組み、お店に揃うサイズの幅、予約時に伝えるべきこと、背の高い方やふくよかな方のための着こなしのコツまでご紹介します。
着物は、洋服のワンピースのようにサイズが決まっている衣服ではありません。平面に仕立てられた布を、体に合わせて調整しながら着るものです。丈は腰の位置で折り上げて身長に合わせ、身幅は前身頃の重ね具合でヒップに合わせ、さらに着付け師がタオルなどで補正したり布を引いたりして、まっすぐで美しいラインを整えます。だからこそ1枚のレンタル着物で幅広い体型の方に対応でき、お店では洋服のサイズではなく「身長」を尋ねるのです。とはいえ、調整できる範囲には限界もあります。このガイドでは、その限界がどこにあるのか、そして背が高い方、小柄な方、平均よりふくよかな方が、いちばんきれいに着こなすためのポイントを詳しくご紹介します。
着物はどうやって体に合わせるのか
| 部位 | 調整の方法 | 対応しきれなくなるケース |
|---|---|---|
| 身長 | 着物は身長より長く仕立てられており、余った分を腰で折り上げ(おはしょり)、帯の下に隠します | とても背の高い方:折り上げるだけの長さが足りず、裾の位置が高くなり、おはしょりも細くなります |
| ヒップ・ウエスト | 前身頃を重ね合わせて調整します。体の幅が広い方には身幅の広い着物が必要です | ふくよかな方:標準サイズの着物では重なりが浅く、歩くと裾がはだけてしまいます |
| バスト | 帯の下にタオルやパッドを入れて凹凸をなだらかにします | バストが大きい方は、締めつけるのではなく、周囲に補正を入れて整えます |
| 腕 | 袖はゆったりと裁たれていますが、手首までの長さ(裄)は決まっています | 腕の長い方:手首が少し多めに見えますが、着こなしとして問題ありません |
| 足 | 草履はかかと部分が開いており、もともとかかとが少しはみ出すように履くものです | 足の大きい方:かかとが2cmほどはみ出すのは正しい履き方ですが、5cmはみ出すのは合っていません |
OlaChillの店舗で用意しているサイズ
東京・浅草店(Tokyo Asakusa)と京都・清水店(Kyoto Kiyomizu)の両店舗とも、身長およそ145cmからおよそ185cmまでの方に対応しており、体格のしっかりした方向けに身幅を広く仕立てた着物もご用意しています。ご予約の際に身長をお知らせください。体格がしっかりしている方や背の高い方は、おおよそのヒップ寸法か、普段の洋服のサイズもあわせてお伝えいただければ、ご来店前に丈と身幅の合った着物をお取り置きしておきます。これこそが、ぴったりの1枚に出会うためにできる最も効果的な準備です。予約なしで土曜日に来店された場合は、その時点でラックに残っている着物の中から選ぶことになります。
お子さま向けのセット(着物8,000円、浴衣3,000円から)は、よちよち歩きの幼児から身長140cmくらいまで対応しています。11月15日の七五三の時期に、記念撮影や家族でのお出かけにご利用いただくのもおすすめです。
背の高い方へ
身長180cm以上の方にとっての課題は「丈」です。女性の着物は、腰の位置にきれいなおはしょりが見えるのが理想です。着物の丈がぎりぎりの場合、着付け師はおはしょりを浅めに取り、裾の位置を少しだけ上げて、床すれすれではなくくるぶしあたりに合わせます。これでも見た目はまったく問題なく、背の高い日本人女性も実際にこのように着ています。一方、男性の着物にはおはしょりがなく、仕立てられた丈のまま着るのが基本です。背の高い男性の裾がくるぶしより上に来ても、カジュアルな印象になるだけで、間違った着方ではありません。
振袖などのフォーマルなセットは、丈のバリエーションが少なめです。とても背の高い方は、ご予約の際にその旨をお伝えください。どのフォーマルセットなら対応できるかを確認してご連絡いたします。なお、成人の日(1月の第2月曜日)の前後は振袖の需要が高まる時期ですので、この時期にフォーマルセットをご希望の方は、特に早めのご相談をおすすめします。
小柄な方へ
身長150cm未満の方は、逆に布が余りすぎるのが悩みどころです。熟練の着付け師であれば、二重に折り上げたり余った布を内側にたくし込んだりして調整し、帯で上手に隠してくれます。柄選びでは、大柄の「Kimono Ren」よりも、細かな柄の「Komongi(小紋)」(5,500円)がおすすめです。小柄な方が大きな模様の着物を着ると、柄ばかりが目立って壁紙のような印象になりがちだからです。草履も小さいサイズをご用意していますので、遠慮なくお申し付けください。
ふくよかな方へ
解決策は身幅の広い着物を選ぶこと。お店にはきちんとご用意があります。そのうえで、帯は本来のウエスト位置で結び、ワイヤーの入っていないやわらかいブラジャーを着けると、着姿のラインがよりすっきりと整います。座るときは、どなたにも共通することですが、背筋を伸ばして椅子に浅く腰掛けると、前の重なりがはだけにくくなります。「Kimono Ren」や「Komongi」なら、縦方向や斜め方向の柄を選ぶと縦のラインが強調されてすらりと見えます。反対に、幅の広い横縞はおすすめできません。夏場なら、ゆったりと仕立てられた浴衣(4,500円)が最も着やすく、体型を選ばない一枚です。花火大会や夏祭りが多い7〜8月には、浴衣での散策を楽しむのもよいでしょう。
男性の場合と肩幅について
男性用の着物(5,000円)や紋付(Montsuki、10,000円)は、前の重なりを深くしたり浅くしたりすることで、さまざまな胸囲に対応できます。胸板の厚い方には身幅の広い着物が必要ですが、こちらもお店にご用意しています。ただし羽織は肩幅(裄)が決まっているため、肩幅の広い方は羽織を着ずに着物だけで装うのがいちばん見栄えがします。暖かい季節には羽織なしのスタイルもごく一般的な選択です。
予約時にお店へ伝えること
- 身長(cm)
- 普段の洋服のサイズ、または日本のLサイズより大きい場合はヒップ寸法
- 足のサイズ(cm表記、またはEUサイズ):足袋と草履の準備に使います
- 振袖(Furisode)、訪問着(Houmongi)、紋付(Montsuki)などのフォーマルセットをご希望かどうか(これらはサイズ展開が少なめです)
- 歩行に不安がある場合はその旨:杖をお使いの方には裾を短めに着付けます
チェックリスト
- 予約時の備考欄に身長と足のサイズを記入する
- ワイヤーなしのブラジャーと、襟ぐりの深いインナーを用意する(詳しくは着物の下に何を着ればいい?をご覧ください)
- お取り置きした着物を確実にご用意できるよう、時間どおりに来店する
- 着付けには標準で30〜45分ほどかかるので、時間に余裕をもって予定を組む(詳しくは着付けにかかる時間をご覧ください)
よくある質問
身長190cmですが、着物をレンタルできますか? はい、ほとんどのスタイルでレンタルいただけます。裾はくるぶしの位置になります。事前にお知らせください。確認が必要なのはフォーマルセットのみです。
ふくよかな体型だと、帯が苦しくなりませんか? 帯はどなたにも同じ強さで締めます。「しっかりフィットするけれど、きつくはない」程度です。もし圧迫感があれば、すぐに着付け師にお伝えください。2分ほどで結び直します。
幅広の草履はありますか? はい、大きいサイズでご用意しています。かかとが後ろに少しはみ出すのは普通の履き方です。鼻緒が当たって痛い場合は、ひとまわり大きいものをお申し付けください。
身長の違う2人で、おそろいの着物をレンタルできますか? 柄は同じものを選び、丈はそれぞれの体に合わせて調整します。カップルやグループでおそろいにされる方はとても多いです。詳しくはグループで着物を楽しむためのガイドをご覧ください。
身幅の広い着物は料金が高くなりますか? いいえ。どのスタイルも、サイズにかかわらず同一料金です。
サイズを添えてご予約を
東京・浅草店または京都・清水店からご予約いただき、備考欄に身長をご記入ください。各スタイルと料金は着物レンタルのページでご確認いただけます。



