
レンタル着物の下には何を着る?下着・インナー選びと季節別の重ね着ガイド
レンタル着物の下に着るものを徹底解説。着物に合う下着、「襟元は低く」の鉄則、お店で用意されるもの、夏の浴衣から冬の防寒まで季節ごとの重ね着のコツをご紹介します。
2026年9月14日·✍️ olablog·⏱ 12 分で読める
レンタル着物の下に着るものを徹底解説。着物に合う下着、「襟元は低く」の鉄則、お店で用意されるもの、夏の浴衣から冬の防寒まで季節ごとの重ね着のコツをご紹介します。
レンタル着物の下には、普段お使いの下着をそのまま着用していただけます。その上に重ねる綿の長襦袢(juban)はお店でご用意しますので、ご自身で準備する必要はありません。守っていただきたい決まりは実はひとつだけで、「下に着ているものが襟元・袖口・裾から一切見えないこと」です。この点さえ押さえておけば、あとは季節に合わせて調整するだけ。本記事では、ホテルを出る前に身につけておくものから、1月の寒い時期に足したいアイテムまで、実用的なリストとしてまとめました。
お店が用意するもの・ご自身で持参するもの
| アイテム | 用意する人 | 備考 |
|---|---|---|
| 長襦袢(juban) | お店 | 綿素材。下着の上に着用し、襟元に白い半衿のラインをつくります |
| 着物・帯・腰紐・補正パッド | お店 | OlaChillのすべてのセットに含まれています |
| 足袋・草履・バッグ | お店 | セットに含まれます。足袋は親指と人差し指の間が分かれた形です |
| 下着 | ご自身 | ショーツは普段のもので構いません。ブラジャーはワイヤーなしのもの、または縫い目のないブラレットがおすすめです |
| インナー(トップス) | ご自身 | 寒い時期のみ。襟ぐりが深く、薄手のもの |
| レギンス・タイツ | ご自身 | 寒い時期のみ。薄手で丈の長いもの |
| ヘアゴム・ヘアピン・コンタクトレンズ | ご自身 | 風の強い日に身につけるようなものを想定してお持ちください |
脱いだ服や手荷物は、外出中お店の無料ロッカーでお預かりします。
襟元・袖・裾、3つの鉄則
- 襟元。 着物の衿はうなじから後ろへ抜いて着るのが基本で、前側には長襦袢の白い半衿がV字に見えます。そのため、クルーネックのTシャツや首元の詰まった保温インナーを着ていると、後ろからも前からも見えてしまいます。Uネック、Vネック、キャミソールを選ぶか、暖かい季節であればブラジャーの上には何も着ないのがおすすめです。
- 袖。 着物の袖は脇の下から下が開いた構造になっています。長袖のインナーを着ていると、腕を上げたときにちらりとのぞいてしまいます。半袖またはノースリーブを選びましょう。
- 裾。 着物の裾はくるぶしの位置にきます。くるぶしより上で終わる丈のレギンスなら外からは見えませんが、足首まであるものは階段を上る際に見えてしまいます。七分丈を選ぶか、裾を足袋の中に入れ込んでください。
ブラジャーと体型補正について
着物は、肩から腰までがまっすぐな筒状のラインになるようにデザインされています。着付け師がウエスト部分にタオルやパッドを当てて体の凹凸をならしますが、これはごく一般的な方法で、着心地も快適です。おすすめなのは、柔らかいノンワイヤーブラやスポーツブラ。帯はバストのすぐ下に締めるため、ワイヤーが圧迫されて痛むのを防げます。反対に避けたいのは、寄せて上げるタイプのブラジャー。衿元が浮いて開いてしまう原因になります。
男性の方は、涼しい季節であればVネックまたはUネックの無地のTシャツを、夏場は何も着なくて構いません。下着は普段のもので大丈夫です。男性用着物(5,000円)や紋付(10,000円)は肩から自然に落ちるシルエットなので、下に着ているものはすべて隠れます。
季節ごとの着こなし
夏(6月〜9月):浴衣。 下着の上に綿の浴衣を一枚着るだけのスタイルです。女性用浴衣(4,500円)、男性用浴衣(4,000円)は長襦袢を使わず、薄手の綿の肌着を一枚着るか、何も重ねずに着用します。手持ちの中でいちばん軽い下着を選び、7月・8月には汗を吸うキャミソールを着ておくと安心です。首元の汗を押さえる小さなタオルもお持ちください。夏祭りや花火大会のシーズンは浴衣で出かける方が特に多く、人混みの中で汗をかきやすいので、吸汗性の高い肌着はなおさら重宝します。
春・秋(3月〜5月、10月〜11月):袷(あわせ)の着物。 穏やかな日であれば、下着と長襦袢だけで十分です。肌寒い朝は、襟ぐりの深い薄手のキャミソールを一枚足しましょう。寒い日には、お店で羽織やショールもご用意しています。月ごとの違いは着物を着るのにおすすめの季節ガイドで比較していますので、あわせてご覧ください。
冬(12月〜2月):袷の着物に重ね着をプラス。 Uネックの薄手保温インナー、七分丈の保温レギンス、そして厚手の足袋か二枚重ねの足袋で寒さに備えます。カイロは袖の中へ。着物の袖は実質的にポケットの役割を果たしてくれます。カイロはコンビニやドラッグストアで手軽に購入できますが、貼るタイプを使う場合は肌に直接貼らず、低温やけどにご注意ください。上からはショールやお店の羽織を重ねます。振袖にファーショールを合わせるのが、1月の正装スタイル。成人の日の前後には、晴れ着姿の新成人を街で見かけることも多い季節です。
避けたほうがよいもの
- タートルネック、パーカー、クルーネック:襟元から見えてしまいます。
- ジーンズやズボン:着物の下には収まりません。どのみちロッカーに預けるほかありません。
- 足袋の上に重ねるくるぶし丈ソックス:NGです。
- 衿が触れる部分の肌への香水:レンタル着物は毎回クリーニングしていますが、香りは生地に移ってしまいます。
- 大ぶりのイヤリングやネックレス:ネックレスは衿の下で引っかかりやすいためおすすめしません。イヤリングは問題ありません。
持ち物チェックリスト
- ノンワイヤーブラまたはブラレット
- UネックまたはVネックのインナー(寒い時期のみ)
- 七分丈レギンス(寒い時期のみ)
- コンタクトレンズ(普段眼鏡をかけていて、写真は眼鏡なしで撮りたい方。もちろん眼鏡のままでも素敵です。眼鏡とヘアスタイルのガイドもご参照ください)
- 清潔で乾いた髪
よくある質問
お店では服を全部脱ぐのですか? 脱いでいただくのは上に着ている服だけです。下着と、寒い時期であれば薄手のインナーはそのまま着ていただきます。着替えはカーテンで仕切られたスペースで行い、女性のお客様は女性の着付け師が担当します。
浴衣の下に自分のTシャツを着てもいいですか? 夏場なら、薄手のノースリーブであれば問題なく、外からも見えません。袖のあるTシャツは袖口から見えてしまいます。
足袋は自分のサイズのものを用意してもらえますか? はい。ご予約の際に靴のサイズをお知らせください。足袋は日本のサイズ表記で、お店では幅広いサイズを取り揃えています。
背の高い方や体格の大きい方の着物はどうなりますか? 基本のルールは同じです。サイズや着丈については着物のサイズガイドで詳しく解説しています。
白や淡い色の着物の場合、透け防止の肌着は用意されますか? その役割は長襦袢が担います。長襦袢は透けない生地です。とはいえ、白い着物を着る際は念のため淡い色の下着をお選びください。
正しいインナーを準備して、さっそくご予約を
ご予約は東京・浅草(Asakusa)店または京都・清水(Kiyomizu)店から承っております。当日の朝のスケジュールを組む際には、着付けにかかる時間もぜひ参考にしてください。すべてのスタイルは着物レンタルページでご覧いただけます。



