
雨の日の着物レンタル完全ガイド|傘の持ち方・裾の汚れ対策・浅草と京都の雨でも撮れるフォトスポット
雨の日にレンタル着物を楽しむコツ。お店で借りられるもの、傘と裾の持ち方、雨に強い生地の選び方、浅草と京都の屋根付き撮影スポットまで詳しく紹介します。
2026年9月14日·✍️ olablog·⏱ 12 分で読める
雨の日にレンタル着物を楽しむコツ。お店で借りられるもの、傘と裾の持ち方、雨に強い生地の選び方、浅草と京都の屋根付き撮影スポットまで詳しく紹介します。
雨が降っても、着物で過ごす一日を諦める必要はありません。屋外の舞台や川辺の散策は見送ることになり、歩く路地も変わりますが、その代わりに晴れの日には撮れない写真が手に入ります。和傘、濡れた石畳、路面に映り込む提灯の灯り。レンタル着物は利用のたびにクリーニングされており、関東・近畿で例年梅雨にあたる6月には、裾が少し湿るのは想定内のことです。必要なのは、裾をさばくテクニック、足元の対策、そして屋根のある場所のリスト。そのすべてをここでご紹介します。
雨の日にお店で借りられるもの
OlaChillの東京浅草(Asakusa)店と京都清水(Kiyomizu)店では、雨の日に傘を無料で貸し出しています。写真に映えるものがよければ和傘風の傘を、着物を主役にしたいなら無地のビニール傘をリクエストしてください。万一足りなくなっても、ビニール傘は街中のコンビニで手軽に手に入ります。店内には無料のロッカーもあるので、濡れたコートや履き替え用の靴を預けておくことができます。
生地に小雨がかかる程度なら問題ありません。ただし、泥による目立つ汚れは話が別で、クリーニング代がかかる場合があります。この日の目標は「裾を濡らさないこと」ではなく、「裾を汚さないこと」です。
裾のさばき方:正しい持ち方
- 段差を降りるとき、階段を上り下りするとき、水たまりを越えるときは、左手で着物と長襦袢をまとめて、裾の前側を5cmほど持ち上げましょう。
- 傘は右手に持ち、真上ではなく雨の降る方向へ少し前に傾けます。こうすると雨水は前に流れ落ち、背中を伝って帯にかかることがありません。
- 歩幅はいつもより小さめに。濡れた石畳と草履の組み合わせは、慎重な足運びが欠かせません。詳しいコツは草履での歩き方ガイドでご紹介しています。
- 本降りの日は、着物の上から羽織るレインカバーや薄手のコートがないかお店に相談してみてください。ビニールのポンチョは見た目こそいまひとつですが、建物から建物へ移動する10分ほどの間なら十分役に立ちます。
足元の対策
足袋は綿素材なので、あっという間に水を吸ってしまいます。対策は3つ。替えの足袋をバッグに入れておき、昼食時に履き替える。お店に草履用の雨カバーがあるか尋ねる。あるいは足が濡れるのは割り切って、返却時に自分の靴に履き替える。足袋が濡れていてもお店は気にしませんので、ご安心ください。
雨の日に向く着物の選び方
レンタル着物の大半を占めるポリエステル製の着物は乾きが早く、水じみもできにくいのが特長です。一方、正絹のフォーマルな着物は水じみができてしまいます。雨の予報が出ている日は、訪問着や留袖ではなく、Komongi(小紋、5,500円)やKimono Ren(7,000円)を選び、振袖(19,000円)は晴れの日に取っておきましょう。長い袂と水たまりは、どうしても引き寄せ合ってしまうものです。浴衣(4,500円)なら、夏のにわか雨に濡れても着ているうちに1時間ほどで乾きます。濃い色は泥はねを目立たなくしてくれますが、白い着物は雨粒ひとつひとつが目立ちます。写真では美しく見える一方で、返却時には悲惨な状態になりかねません。
屋根付き・屋内のフォトスポット
浅草
- 仲見世(Nakamise)は屋根のあるアーケードです。通りの奥行きを生かして、両端の外に見える濡れた石畳とともに撮影しましょう。
- 浅草寺(Sensoji)本堂と宝蔵門(Hozomon)の深い軒下なら、濡れずに五重塔をフレームに収められます。
- 伝法院通り(Denboin-dori)の店先には庇があり、雨の中の人力車はまさに定番の一枚です。
- 東京スカイツリー(Tokyo Skytree)の東京ソラマチ(Solamachi)や、鉄道橋の下を通るすみだリバーウォーク(Sumida River Walk)のデッキなら、タワーを眺めながら雨をしのげます。
- 合羽橋(Kappabashi)の調理道具店街(西へ徒歩10分)は屋内で楽しめ、いかにも日本らしい雰囲気が味わえます。
京都
- 清水寺(Kiyomizu-dera)の本堂と屋根付きの回廊。本降りの日は、屋根のない舞台は避けましょう。
- 二年坂(Ninenzaka)の店々や、ねねの道(Nene-no-michi)沿いの茶屋。石塀小路(Ishibei-koji)の石垣は、雨に濡れるとしっとりと艶を帯びます。
- 高台寺(Kōdai-ji)の屋根付きの渡り廊下と茶室。
- 祇園(Gion)の花見小路(Hanamikoji)は両側に軒が連なっています。柳から雫が水路へと滴る雨の白川(Shirakawa)は、京都で最も美しい雨の日の写真が撮れる場所です。
- 午後は、全長400mの屋根付きアーケードである錦市場(Nishiki Market)や、寺町(Teramachi)のお茶屋さんへ。
雨の一日を丸ごと楽しむなら、運転手付きのハイヤーが最適な雨天プランです。屋根のあるスポット間をドア・ツー・ドアで移動でき、帯も崩れません。利用の流れはハイヤーと着物撮影ガイドで詳しくご説明しています。
雨の日のモデルプラン
- 9:00 着付け。中間色か濃い色のポリエステル着物を選び、傘を差しても崩れないようヘアセット(1,500円)も済ませておきます。
- 9:45 日中の観光客がカフェで雨宿りしている間に、寺院の回廊や屋根付きの門へ。
- 11:00 屋根付きアーケード(仲見世または二年坂)で、和傘を使って撮影。
- 12:30 雨景色を眺められるお店で、ゆっくりと昼食を。
- 14:00 美術館、茶道体験(着物で楽しむ祇園の茶道体験)、または錦市場へ。
- 16:00 雨が上がったら、白川や隅田川(Sumida River)の川辺で濡れた石畳の写真を。
- 17:30 18時までに返却。足袋が濡れていても問題ありません。
持ち物チェックリスト
- お店で借りる傘(無料)
- バッグに替えの足袋
- 小さめのタオル
- 裾は左手、傘は右手
- 白い正絹ではなく、濃い色か柄物の着物
よくある質問
天気予報が悪い場合、キャンセルできますか? 2日前まではキャンセル無料、前日は50%、当日は100%のキャンセル料がかかります。日程変更は24時間前までのご連絡で無料となるため、雨予報の際はこちらのほうがおすすめです。
裾が濡れたら料金を請求されますか? いいえ。水濡れは想定内です。料金がかかるのは、泥やインク、食べこぼしなどで専門のクリーニングが必要になった場合です。詳しくはカウンターでお尋ねください。
和傘は防水ですか? 油紙を張った本格的な和傘は防水ですが、撮影用の装飾的な日傘は防水ではありません。どちらを借りるのか確認しておきましょう。
台風の日はどうなりますか? 台風シーズンにあたる8〜9月は特に注意が必要です。警報が出ると寺院が閉門したり、電車が運転を見合わせたりすることがあり、JRなどでは事前に計画運休が発表されることもあります。日程を変更してください。お店も柔軟に対応いたします。
雨でヘアセットは崩れませんか? 傘を差していれば大丈夫です。お店でピンを留めたアップスタイルなら、小雨程度では崩れません。影響を受けやすいのは、髪を下ろしたスタイルです。
天気に左右されず、まずは予約を
東京浅草店または京都清水店でご予約いただき、予報が崩れたら前日までのご連絡で日程を変更できます。東京から京都へは東海道新幹線「のぞみ」で約2時間15分なので、両方の店舗を巡る旅も計画しやすいでしょう。晴れの日のルートは浅草フォトルートと京都フォトルートでご紹介しています。



