
山形で着物・浴衣を楽しむ|銀山温泉・山寺のフォトスポットと1日の過ごし方
山形で着物を楽しむなら、ガス灯の銀山温泉、千段の石段で知られる山寺、文翔館や霞城公園、花笠まつりへ。季節ごとの見どころとOlaChillの活用法を紹介します。
2026年9月14日·✍️ olablog·⏱ 15 分で読める
山形で着物を楽しむなら、ガス灯の銀山温泉、千段の石段で知られる山寺、文翔館や霞城公園、花笠まつりへ。季節ごとの見どころとOlaChillの活用法を紹介します。
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山形:誰もが一度は目にした、ガス灯の温泉街
検索窓に「山形」と打ち込む人の多くは、銀山温泉(Ginzan Onsen)を思い浮かべているはずです。川沿いに大正時代の木造旅館が一筋に並び、ガス灯がともり、軒には雪が積もり、湯けむりが立ちのぼる。NHK連続テレビ小説『おしん』の舞台のひとつとしても知られるこの温泉街は、こぢんまりとしていながら本物の風情をたたえています。夜に着物で歩くことが写真のための演出ではなく、夕食へ向かうごく自然な装いとして成立する、日本でも数少ない場所です。
県内のほかのエリアは、より静かで、より古い時間が流れています。千段を超える石段で知られる山の寺、ルネサンス様式の旧県庁舎、城跡の公園、そして何千人もの踊り手が花笠を手に舞う夏祭り。ここでは、そうした山形の名所を着物姿でめぐるためのコツをご紹介します。
着物で訪れたいスポット
銀山温泉(Ginzan Onsen)
温泉街の通りは約300メートルで、車の乗り入れはありません。旅館では宿泊客に浴衣と羽織を貸し出しており、夕暮れどきになると皆その姿で通りへと繰り出します。ガス灯は日没とともに点灯し、12月から3月にかけての雪景色はまさに絵はがきのような美しさです。川に架かる橋は木製のため、濡れていると滑りやすくなります。歩幅を小さくして、ゆっくり歩きましょう。いちばん奥の旅館を過ぎると滝へ続く遊歩道がありますが、こちらは靴で歩くべき道です。
山寺 立石寺(Yamadera Risshaku-ji)
860年に開山された立石寺は、杉木立のなか1,015段の石段で断崖を登り、谷を見下ろす開けたお堂へと至ります。松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句を詠んだのもこの地です。石段は不揃いで、多くの区間に手すりがありません。登りは靴で済ませ、五大堂(Godaido)からの一枚を撮りたい場合は、頂上で草履に履き替えるのがおすすめです。麓にある根本中堂(Konpon Chudo)は山門から平坦な道を2分ほど歩くだけなので、着物のままでも問題ありません。
文翔館(Bunshokan)、山形市
旧山形県庁舎で、1916年に建てられた英国ルネサンス様式の建物です。時計塔と大理石の階段を備えています。入館は無料で、館内は落ち着いた雰囲気。内部の広間では、本来ならスタジオにお金を払わなければ撮れないような、時代劇さながらの構図が手に入ります。
霞城公園(Kajo Park)
山形城の堀と復元された門が残る公園で、山形駅から徒歩10分ほどです。4月中旬から下旬にかけて約1,500本の桜が咲き誇り、夜にはライトアップも行われます。園内の道はどこも平坦で歩きやすくなっています。
出羽三山:羽黒山(Mount Haguro)
県西部、鶴岡(Tsuruoka)近くにある羽黒山では、2,446段の石段が続く杉並木が茅葺きの社殿へと延びています。その麓近くの森の中には、五重塔がひっそりと一基だけ佇んでいます。五重塔は入口から10分ほど下った場所にあり、ここが着物で撮影するのにふさわしいスポットです。一方、山頂までの全行程は着物向きではありません。
| スポット | ベストシーズン | アクセス | 混雑度 |
|---|---|---|---|
| 銀山温泉 | 12月〜2月の雪景色、夕暮れ | 大石田駅(Oishida Station)からバスで40分 | 夕暮れは混雑、8時台は空いている |
| 山寺 根本中堂 | 10月下旬の紅葉、5月の新緑 | 山寺駅(Yamadera Station)から徒歩10分 | 普通 |
| 文翔館 | 通年、平日がおすすめ | 山形駅(Yamagata Station)から徒歩20分 | とても空いている |
| 霞城公園 | 4月中旬〜下旬 | 駅から徒歩10分 | 桜の時期は普通 |
| 羽黒山 五重塔 | 6月の新緑、10月の紅葉 | 鶴岡からバスで40分 | 空いている |
季節と祭り
山形がもっとも魅力を発揮するのは冬で、その期待は裏切られません。雪に包まれた銀山温泉、そして蔵王(Zao)のロープウェイから眺める「樹氷(スノーモンスター)」。銀山温泉で着物が成り立つのは、どこにいても暖かい旅館まで1分足らずで戻れるからです。着物の下には保温性の高いインナーを重ね、通りを歩く際は旅館が貸してくれる藁ぐつを借りましょう。4月下旬には霞城公園に桜が咲き、寒河江(Sagae)ではさくらんぼ畑の花が見頃を迎えます。6月になると同じ畑でさくらんぼ狩りが楽しめます。山形県はさくらんぼの生産量が日本一で、旬の時期にはぜひ味わっておきたいところです。山形市の花笠まつり(Hanagasa Matsuri、8月5日〜7日)では、浴衣に花笠を手にした1万人以上の踊り手が通りを埋め尽くします。東北四大祭りのひとつに数えられ、観光客にとっても浴衣で過ごす夜にぴったりの行事です。学校の夏休み期間中で、お盆の帰省ラッシュより少し前の時期にあたるため、家族旅行の日程にも組み込みやすいでしょう。秋の紅葉は10月下旬に山寺を彩ります。
OlaChillの活用法
OlaChillは山形には店舗もカメラマンも置いていません。店舗は東京・浅草と京都・清水の2か所で、営業時間は9:00〜18:00、すべてのプランで着付けと返却は店舗で行います。東京から山形までは山形新幹線「つばさ」で約2時間40分。つばさは東京駅から福島駅まで東北新幹線「やまびこ」と連結して走り、福島からは在来線区間を経て山形へ向かいます。銀山温泉へはそこからさらに電車とバスで1時間ほどかかるため、日帰りで往復するのは現実的ではありません。
正直なところ、おすすめは次のとおりです。
- 着物は東京で、銀山温泉では旅館の浴衣を。 旅館では浴衣と羽織を貸してくれます。それこそが、あの温泉街にもっとも似合う装いです。当店の小紋(5,500円、オンライン予約なら4,950円)や訪問着(12,000円)は浅草でお楽しみください。
- 翌日返却(1,100円) を利用すれば、朝のつばさに乗る前夜に東京で着物姿の夜を過ごせます。返却は翌日10:00までです。
- ハイヤー なら、電車を使わずに関東各地を着物姿でたっぷりめぐる一日が叶います。料金は行程ごとにお見積もりします。
温泉街そのものについては銀山温泉ガイドを、石段の登り方については山寺の記事をあわせてご覧ください。
着物で過ごす一日のプラン
- 銀山温泉の「近く」ではなく、銀山温泉に泊まりましょう。 日帰り客は16時までに帰ってしまい、ガス灯がともる時間は宿泊客だけのものになります。
- 15時までに到着し、ひと風呂浴びてから旅館の浴衣と羽織に着替え、ガス灯がともる頃に通りへ出ましょう。
- 撮影は通りの真ん中ではなく、橋の上から。 両側に旅館が並ぶ構図に収まります。
- 翌朝8時の通りは人影がなく、青みがかった光に包まれています。もう一度ぐるりと歩いてみましょう。
- 帰り道に山寺へ。 根本中堂は着物で、石段の登りは靴で。
- 山形市の文翔館で、電車に乗る前に屋内での最後の一枚を。
地元でのちょっとしたマナー
銀山温泉の旅館は通りを歩くために浴衣を貸してくれますが、羽織を着たまま橋の向こうまで足を延ばす場合は、ひと声かけて確認しましょう。通りの店舗の上階は住居になっているため、夜遅くの撮影は静かに行ってください。山寺の根本中堂では、縁側で履物を脱ぐよう求められます。脱ぎ履きしやすい草履なら手間がかかりません。花笠まつりの踊り手は何か月もかけて稽古を重ねています。近くで撮ろうと道路に踏み出すのではなく、拍手で応援しましょう。また、頭の高さで振られる花笠にも気をつけてください。
よくある質問
銀山温泉の通りは草履で歩けますか? 雪のない季節なら大丈夫です。雪の時期は旅館が用意してくれる長靴を履き、草履に履き替えるのは雪かきされた場所でさっと一枚撮るときだけにしましょう。
山寺の1,015段を着物で登れますか? おすすめしません。石段は不揃いで急です。登りは靴と動きやすい服装で臨み、着物は根本中堂や山門の周辺で楽しんでください。
着物のまま山形新幹線「つばさ」に乗れますか? 乗れますが、3時間近く座っていると着崩れやしわの原因になります。移動には浴衣のほうが向いています。
OlaChillは銀山温泉で着物レンタルをしていますか? いいえ。当店の2店舗は東京・浅草と京都・清水です。銀山温泉では、旅館の浴衣を選ぶのがいちばんです。
銀山温泉で着物姿を撮るベストタイミングは? 軒に雪が積もる1月〜2月の夕暮れどきです。次点は、旅館の背後の紅葉が色づく10月下旬です。
着物は東京で、散策は銀山温泉で
東京滞在中は着物でまる一日を満喫し、銀山温泉では旅館の装いに身をゆだねましょう。各種プラン、ヘアセット、翌日返却はすべてOlaChill 着物レンタルでご用意しています。オンライン予約なら10%割引です。



