
島根で着物さんぽ|出雲大社・松江城の撮影スポットと1日モデルプラン
出雲大社と松江城のある島根で着物を楽しむためのガイドです。神社や城、宍道湖畔のおすすめ撮影スポット、季節ごとのベストタイミング、アクセス、1日のモデルプランを紹介します。
2026年9月14日·✍️ olablog·⏱ 19 分で読める
出雲大社と松江城のある島根で着物を楽しむためのガイドです。神社や城、宍道湖畔のおすすめ撮影スポット、季節ごとのベストタイミング、アクセス、1日のモデルプランを紹介します。
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島根は、年に一度全国の神々が集うといわれる、日本の静かな一角です。京都や大阪といった定番の観光ルートから少し足を延ばすだけで、その分しっかり報われる土地でもあります。着物がこれほど自然になじむ場所も、国内ではそう多くありません。神社の境内、400年の時を越えて残る黒と白の天守、松並木が影を落とす武家屋敷の通り、そして湯上がりに柔らかな木綿の浴衣でそぞろ歩くのが当たり前の温泉街がそろっています。東京からは羽田空港から出雲縁結び空港(Izumo Enmusubi Airport)への直行便が出ているほか、夜に東京を発って翌朝出雲市駅に着く寝台特急「サンライズ出雲」を使えば、移動そのものを旅の思い出にすることもできます。
このガイドでは、島根で着物を着るならどこが似合うのか、いつ訪れるのがよいのか、スポット間の移動手段、そして京都や東京を経由する長めの旅の中でOlaChillをどう組み込めるかをご紹介します。
島根と着物が似合う理由
出雲大社(Izumo Taisha)は日本最古級の神社のひとつで、良縁を結ぶ「縁結び」の聖地として知られています。参拝の際におしゃれをして訪れる方も多く、秋色や藍色の落ち着いた着物なら、神楽殿の巨大なしめ縄の下にも違和感なく溶け込みます。参拝作法が独特なのもこの神社の特徴で、一般的な「二礼二拍手一礼」ではなく「二礼四拍手一礼」でお参りします。着物姿でゆっくり丁寧に行えば、長年慣れ親しんだかのような美しい所作に見えるはずです。
県庁所在地の松江(Matsue)は、城の堀と宍道湖(Lake Shinji)を中心に広がる水の都です。松江城の天守は、現存する天守わずか12のうちのひとつで、国宝にも指定されています。この地の茶の湯文化は本物で歴史も古く、松江は京都・金沢と並ぶ日本三大菓子処・茶処のひとつに数えられています。畳の間で抹茶と和菓子をいただくひとときは、観光客向けのおまけではなく、松江で過ごす一日の欠かせない一部です。
さらに、松江から15分ほどの玉造温泉(Tamatsukuri Onsen)では、川沿いの遊歩道全体が、湯めぐりの合間に浴衣で散策する人のためにつくられています。伝統的な装いをしてみたいけれど、自分だけ浮いてしまうのは気が引ける、という方にこそおすすめしたい温泉街です。
島根の着物撮影おすすめスポット
| スポット | ベストタイミング | アクセス | 混雑度 |
|---|---|---|---|
| 出雲大社(Izumo Taisha) 神楽殿と松の参道 | 早朝、または神在月にあたる10月下旬 | 一畑電車で出雲大社前駅下車、徒歩5分 | 普通。土日祝は大変混雑 |
| 松江城(Matsue Castle)と堀川めぐり | 黒い天守に夕方の光が当たる時間帯 | JR松江駅(Matsue Station)からバスで10分 | 少なめ〜普通 |
| 塩見縄手(Shiomi Nawate) 武家屋敷の通り | いつでも。特に春と秋がおすすめ | 城の北側、堀沿いすぐ | 少なめ |
| 宍道湖夕日スポット(Lake Shinji sunset point) | 日没の30分前 | 松江駅から徒歩15分 | 夕日の時間帯のみ普通 |
| 玉造温泉の川沿い遊歩道 | 夜、湯上がり後 | JR玉造温泉駅からタクシーで5分 | 少なめ |
| 足立美術館(Adachi Museum of Art)の庭園 | 午前中、開館後1時間以内 | JR安来駅(Yasugi Station)から無料シャトルバス | 普通。一部の展示室内からは庭園の撮影不可 |
| 石見銀山 大森(Iwami Ginzan, Omori) | 午前中、坑道見学の団体客が来る前 | JR大田市駅(Odashi Station)からバスで約30分 | 少なめ |
| 津和野(Tsuwano) 殿町の鯉が泳ぐ掘割 | 桜の春、花菖蒲の初夏 | JR山口線で津和野駅下車 | 少なめ |
足立美術館について補足しておくと、庭園は館内から鑑賞するスタイルで、庭に立ち入ることはできません。そのため着物姿の写真は、窓越しに庭園を額縁のように切り取る構図になります。それでも訪れる価値は十分にあります。この庭園は、大手の庭園専門誌による日本庭園ランキングで20年以上連続して日本一に選ばれているのです。
季節ごとの着物選びとベストシーズン
- 春(3月下旬〜4月): 松江城の堀沿いや津和野の掘割に桜が並びます。淡い色の着物に鮮やかな帯を合わせると、グレーの城の石垣に映えて写真写りが抜群です。
- 夏(6月〜9月): 湿度が高い季節です。浴衣に切り替え、神社の参拝は早朝に計画しましょう。そのごほうびが、玉造温泉の夜のそぞろ歩きです。
- 秋(10月〜11月): いちばんのおすすめシーズンです。旧暦10月は全国では「神無月」と呼ばれますが、神々が出雲に集まるため、出雲では「神在月(かみありづき)」と呼ばれます。この時期、出雲大社では神々をお迎えする神事が執り行われます。柿色、からし色、深緑の着物が秋の光によく似合います。
- 冬(12月〜2月): 寒く雨が多く、山陰の海沿いでは雪が降ることもあります。着物の上にウールの羽織やショールを重ねるのは必須です。その代わり、人影の少ない静かな参道を独り占めできるのが冬の魅力です。
島根で過ごす着物の1日モデルプラン
- 拠点は松江に。 ホテルの数がもっとも多く、出雲と足立美術館のちょうど中間に位置しています。2泊あればゆったり過ごせます。
- 午前は出雲大社へ。 松江しんじ湖温泉駅(Matsue Shinjiko-Onsen Station)から一畑電車に乗りましょう。宍道湖沿いを走る車窓そのものが見どころです。9時前に到着すれば、人の少ない松並木の参道を歩けます。
- 昼は出雲そば。 地元ならではのスタイルは、朱塗りの丸い器を3段に重ねた「割子そば」です。一皿ずつの量が少ないので、着物姿でもきれいにいただけます。
- 午後は松江城と塩見縄手へ。 動きやすい着付けなら天守にも上ってみてください。難しければ堀川めぐりの遊覧船から撮影するのがおすすめです。低い橋の下をくぐる際には、船の屋根が下がる仕掛けになっています。
- 夕方は宍道湖の夕日。 南岸の夕日スポットは、鳥居が立つ小さな島・嫁ヶ島(Yomegashima)の方角を向いています。地元の人々にとって、ここの夕日は毎日の恒例行事のような存在です。
- 夜は玉造温泉へ。 玉造温泉の宿に泊まるなら、宿の浴衣こそが遊歩道を歩く正装です。誰も振り返ったりしないので、気兼ねなく楽しめます。
山陰の海岸をドライブするなら、出雲大社から車で20分ほどの日御碕灯台(Hinomisaki Lighthouse)と日御碕神社にも足を延ばしてみてください。白い灯台、青い海、朱色の社殿が、コンパクトなエリアに一度にそろいます。
OlaChillの活用方法
OlaChillは、東京・浅草店と京都・清水店の2店舗で着物レンタルを営業しています。島根に店舗はありません。そのことはごまかさず、はっきりお伝えしておきます。
実際に使える方法は次のとおりです。
- 京都から島根まで、同じ着物で。 松江へは岡山から特急「やくも」で約2時間半、岡山へは京都から新幹線で約1時間です。清水店でレンタルし、**翌日返却オプション(1,100円)**を付ければ、京都での夕方と松江での朝を同じ着物で過ごせます。まずは14のプランとオンライン料金をチェックしてみてください。オンライン予約なら10%オフになります。
- 運転手付きの貸切車。 グループやご家族なら、岡山や広島から島根までハイヤーを利用すれば、本数の少ない地方バスの時刻表に振り回されずに済みます。着物は、ローカル線で立ちっぱなしになるより、車で座って移動するほうがずっと着崩れしにくいものです。料金はルートと時間によって異なりますので、日程を添えてお見積もりをご依頼ください。
- ヘアセットと着付け。 どちらかの店舗から一日をスタートする場合、ヘアセットは1,500円、メイクは5,000円で、いずれも店頭でお申し込みいただけます。
島根そのものでの楽しみ方として最も正直なアドバイスは、玉造温泉の浴衣文化を思いきり満喫すること、そして着物は島根に着く前に持参するか、レンタルしておくことです。
神社で撮影するときのマナー
- 参道の真ん中に立ってポーズをとるのは避けましょう。中央は神様の通り道とされています。端に寄って撮影してください。
- 出雲大社では本殿内部の撮影は禁止されており、そもそも御本殿の内部は一般には公開されていません。
- 畳敷きの建物に上がる際は草履を脱ぎ、足袋で上がります。足袋は清潔な白いものを選びましょう。意外と自分の足元に目がいくものです。
- お辞儀をするときは袖が地面につかないように注意しましょう。前かがみになる前に、左の袂を右腕にかけておくと安心です。
よくある質問
松江や出雲で直接着物をレンタルできますか? 松江市内や出雲大社の参道周辺には、小規模な地元の着物レンタル店があります。ただし季節によって営業状況が変わり、日本語での予約を前提としている店も多いのが実情です。国内からの旅行者にとっては予約しやすい環境ですが、営業日や予約枠は事前に各店へ確認しておくと確実です。着物が旅の必須条件であれば、出発前に京都や東京で手配しておくか、玉造温泉の浴衣を中心にプランを組むのがおすすめです。
駅から出雲大社まで、着物で歩いても大丈夫ですか? 問題ありません。出雲大社前駅からは平坦な舗装された参道を5〜8分ほど歩くだけです。境内の松並木は砂利道ですが、小股で歩けば草履でも心配いりません。
冬の島根はどのくらい寒いですか? 松江の1月の平均気温はおよそ4〜5℃で、日本海からの風も吹きつけます。ウールのショールと羽織を重ね、単衣ではなく裏地付きの厚手の袷(あわせ)を選びましょう。
着物写真を撮るなら、松江城と出雲大社のどちらがおすすめですか? ひと目でそれとわかる背景になるのは出雲大社で、特に神楽殿の巨大なしめ縄は圧巻です。一方の松江城は、混雑が少なく柔らかい雰囲気の写真が撮れ、堀川めぐりの遊覧船も楽しめます。両者は40分ほどの距離なので、ぜひ両方訪れてみてください。
足立美術館の無料シャトルバスは予約が必要ですか? 予約は不要です。無料シャトルバスはJR安来駅からおおむね1時間に1本運行しており、予約は受け付けていません。時刻表は季節によって変わるため、前日の夜に美術館の公式情報を確認しておきましょう。
さっそく計画を立ててみませんか?
島根は、着物が「衣装」であることをやめ、風景の一部になる場所です。京都や東京を経由するルートなら、OlaChill 清水店またはOlaChill 浅草店からスタートし、翌日返却オプションを付けて、その装いのまま西へ向かいましょう。現地の詳しい情報は出雲大社ガイドと松江城と宍道湖の記事でご紹介しています。着物のオンライン予約なら、オンライン割引も確実に適用されます。



