
滋賀で着物さんぽ|彦根城・近江八幡・白鬚神社のおすすめ撮影スポットと京都発1日モデルプラン
京都のお隣・滋賀県で着物を楽しむガイド。彦根城、近江八幡の八幡堀、琵琶湖に立つ白鬚神社の鳥居、三井寺、坂本を、京都駅からの所要時間と1日モデルプラン付きでご紹介します。
2026年9月14日·✍️ olablog·⏱ 14 分で読める
京都のお隣・滋賀県で着物を楽しむガイド。彦根城、近江八幡の八幡堀、琵琶湖に立つ白鬚神社の鳥居、三井寺、坂本を、京都駅からの所要時間と1日モデルプラン付きでご紹介します。
滋賀県(Shiga)は日本最大の湖・琵琶湖(Lake Biwa)をぐるりと囲む県で、その西岸の玄関口へは京都駅から電車でわずか9分です。この近さこそが、滋賀を関西でもっとも見過ごされている着物の名所にしている理由といえるでしょう。京都・東山の路地が人であふれている時間帯でも、彦根城のお堀、柳が揺れる近江八幡の水路、そして湖の中に鳥居が立つ白鬚神社は、自分の下駄の音が聞こえるほど静かです。
本ガイドでは、滋賀を「京都で借りた着物の行動範囲を、その日のうちに少し広げる場所」として扱います。実際、それがいちばん自然な楽しみ方だからです。
京都の着物レンタルと滋賀の相性が抜群な理由
まずは距離です。JRで大津(Otsu)までは京都から9分、近江八幡(Omihachiman)までは約35分、彦根(Hikone)までは新快速で約50分。朝9時にOlaChill清水店で着付けを済ませれば、11時には彦根城でカメラを構えられ、翌日返却オプションを付けなくても18時の閉店前に京都で着物を返却できます。なお、東京方面からお越しの方は、東海道新幹線の米原駅(Maibara Station)で在来線に乗り換えれば、彦根へは一駅という近さです。
歴史的な背景も魅力を後押ししています。近江商人(Omi merchants)は江戸時代を代表する豪商で、そのふるさとである近江八幡や日野(Hino)には、着物姿がしっくりなじむ白壁の土蔵や水路が今も残っています。彦根は有力な城下町として栄え、比叡山(Mt Hiei)のふもとの坂本(Sakamoto)は、各地の城の石垣を手がけた石工たちが築いた石垣が続く門前町です。
着物で訪れたい滋賀の撮影スポット
| スポット | ベストタイミング | アクセス | 混雑度 |
|---|---|---|---|
| 彦根城・玄宮園(Hikone Castle and Genkyu-en garden) | 8時30分の開門直後。4月上旬はお堀沿いの桜 | JR彦根駅から徒歩15分 | 普通。桜の時期は混雑 |
| 夢京橋キャッスルロード(Yumekyobashi Castle Road) | 夕方 | 彦根城・京橋口のすぐ下 | 少なめ |
| 近江八幡・八幡堀(Hachiman-bori canal) | 朝。4月中旬の桜、秋の柳 | JR近江八幡駅からバス10分 | 少なめ〜普通 |
| 白鬚神社の湖中鳥居(Shirahige Shrine) | 日の出。鳥居は東向き | JR近江高島駅からタクシー5分 | 少なめ。夜明けはカメラマンが集まる |
| 三井寺(Mii-dera) | 4月上旬の桜、11月の紅葉 | 京阪三井寺駅から徒歩10分 | 少なめ |
| 坂本の石垣と日吉大社(Hiyoshi Taisha) | 11月の紅葉 | JR比叡山坂本駅から徒歩20分 | 少なめ |
| 長浜・黒壁スクエア(Nagahama Kurokabe Square) | 午後 | JR長浜駅から徒歩5分 | 普通 |
| マキノ・メタセコイア並木(Metasequoia Avenue) | 11月下旬、1月は雪景色 | JRマキノ駅からバス5分 | 秋は普通 |
なかでも思わず足を止めてしまうのが、白鬚神社の鳥居です。琵琶湖の水面に朱色の鳥居が立ち、その背後には対岸と比叡山が広がります。ただし、神社と湖の間を走る道路は交通量の多い幹線道路で、横断歩道がありません。撮影は道路上からではなく、必ず神社の展望スペースから行ってください。
季節ごとの楽しみ方
- 4月上旬〜中旬:彦根城のお堀を約1,100本の桜が彩り、その数日後に近江八幡の八幡堀が見頃を迎えます。滋賀の開花は京都より3〜5日ほど遅めです。
- 6月:三井寺のあじさいと、緑がもっとも深まる八幡堀。雨の日が多いので、着物を覆える大きめの傘を用意しましょう。
- 7月〜8月:京都にはない湖からの風が心地よい季節。浴衣で出かけ、8月上旬には湖上の花火大会も楽しめます。
- 11月中旬〜下旬:坂本の石垣沿いと日吉大社の紅葉が見事です。メタセコイア並木は最終週にレンガ色へと染まります。11月23日の勤労感謝の日前後の連休は人出が増えるため、平日の訪問がおすすめです。
- 1月:メタセコイア並木や彦根城の天守が雪化粧。寒さは厳しいものの、電車移動が短いので無理なく楽しめます。
着物はどこで借りる?
滋賀へ向かうなら拠点はOlaChill 京都清水店です。もう一つの店舗としてOlaChill 東京浅草店もあります。清水店から京都駅まではタクシーで15〜20分、そこからJR琵琶湖線(Biwako Line)で東へ向かいます。琵琶湖線の主要駅ではICOCAやSuicaなどの交通系ICカードが使えるので、乗り換えのたびに切符を買う手間もかかりません。
- 当日返却(追加料金なし):大津、三井寺、坂本、近江八幡、彦根。このうち1〜2か所であれば、10時から17時30分の間に十分収まります。
- 翌日返却(1,100円):日の出の白鬚神社、長浜と彦根の組み合わせ、またはメタセコイア並木へ行く場合に。翌朝10時までにご返却ください。
- ハイヤー:彦根、近江八幡、白鬚神社はそれぞれ別の路線上にあります。京都発の運転手付きハイヤーなら、琵琶湖の南岸から西岸をめぐる周遊ルートで効率よく結べます。お見積もりは運転手付き高級車プランからどうぞ。
料金は男性浴衣4,000円、女性浴衣4,500円から。小紋(Komongi)プランは5,500円、Kimono Renプランは7,000円、訪問着(Houmongi)プランは12,000円です。ヘアセットは1,500円、メイクは5,000円で、オンライン予約なら店頭よりも10%お得になります。
着物で過ごす1日モデルプラン:京都発 彦根・近江八幡
- 前日:オンラインでプランを予約しておきます。琵琶湖線の時刻表もチェックを。新快速は15分間隔で運行しています。
- 9:00 清水店:着付けは30分ほど。お城の階段を考えて、下駄ではなく草履を選びましょう。
- 10:00 京都駅:新快速で彦根へ約50分。前方の車両に乗るのがおすすめです。
- 11:00 彦根城:天守は小ぶりで階段が急なため、登るよりも玄宮園の池越しに撮影するのが正解。お堀沿いを散策し、キャッスルロードへ下ります。
- 13:30 近江八幡:京都方面へ20分戻ります。バスで八幡堀へ。水路を歩き、光の条件が良ければ八幡山(Mt Hachiman)のロープウェイへ。日牟禮八幡宮(Himure Hachimangu)にも立ち寄りましょう。
- 16:30 京都:新快速で戻り、タクシーで清水店へ。18時までに着物を返却します。
- アレンジ案:近江高島に宿泊し、翌日返却プランで日の出の白鬚神社を訪れるのもおすすめです。
知っておきたい注意点
- 彦根城の城内は砂利道と坂道が中心です。着物なら、本丸周辺よりもお堀沿いの道のほうが歩きやすいでしょう。
- 八幡堀の水辺へ下りる石段には手すりがありません。写真は橋の上から撮りましょう。
- 冬の湖風は身を切るような冷たさです。12月から2月は、羽織の上にショールを重ねるのが最低限の備えです。
あわせて読みたい:息をのむ並木道、メタセコイア並木、京都と琵琶湖の間に広がる山々については京都郊外の紅葉(大原・鞍馬・高雄)もご覧ください。
よくある質問
京都から着物で、本当に滋賀へ日帰りできますか? はい、できます。彦根まで50分、近江八幡まで35分、大津まで9分です。9時に着付けをして17時30分までに戻れば、翌日返却オプションは不要です。
着物で比叡山の延暦寺(Enryaku-ji)を参拝できますか? 坂本からケーブルカーで山上へ行くことはできますが、境内は森に覆われた斜面に広がり、長い石畳の道が続きます。着物の日はふもとの坂本と日吉大社を訪れ、山頂は別の日に取っておくのがおすすめです。
滋賀でいちばんの桜の名所はどこですか? 彦根城のお堀と、北岸の海津大崎(Kaizu Osaki)です。海津大崎では約4キロにわたって桜並木が湖面に枝を垂らします。船で巡るのが定番で、着物のまま乗船しても問題ありません。
日の出の時間に、公共交通機関で白鬚神社へ行けますか? 始発前の時間帯は難しいです。近江高島か大津に宿泊してタクシーを利用するか、ハイヤーをご利用ください。
夏の琵琶湖には浴衣と着物、どちらがいいですか? 浴衣がおすすめです。色は明るめを選びましょう。湖畔は日差しが強く、寺社の境内を除くと日陰がほとんどありません。
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