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日本への薬の持ち込みと、日本で薬を購入する方法
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日本への薬の持ち込みと、日本で薬を購入する方法

日本へ自分の処方薬を持ち込む際の一般的なルール、薬監証明(Yakkan Shoumei)が必要になるケース、持ち込みが禁止されている成分、受診後の処方箋と薬局の利用方法、日本のドラッグストアで購入できるもの・できないものを解説します。

2026年9月6日·✍️ olablog·⏱ 14 分で読める

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⚡ 要点まとめ

日本へ自分の処方薬を持ち込む際の一般的なルール、薬監証明(Yakkan Shoumei)が必要になるケース、持ち込みが禁止されている成分、受診後の処方箋と薬局の利用方法、日本のドラッグストアで購入できるもの・できないものを解説します。

私たちが手配する医療旅行では、ほとんど毎回、次の2つの質問が出ます。普段飲んでいる薬を持ち込めるのか、そして日本の医療機関で処方された薬をどうやって受け取るのか、ということです。どちらにも明確な答えがありますが、まず最初に、重要な線引きをお伝えしておきます。持ち込みに関するルールは税関と厚生労働省に関わる事項であり、私たちができるのは情報をご案内し、確認をおすすめすることまでです。何を服用するかは、皆さまと主治医の間で判断する医療上の問題です。ここでは、実際に役立つ手続きや利用方法を説明します。

パート1:自分の薬を日本へ持ち込む

一般的な持ち込み可能量

日本では、旅行者が自分で使用する処方薬について、一定量までであれば申請書類なしで持ち込めます。一般的には処方薬でおよそ1か月分と説明されますが、市販薬や、注射剤など特定の形状の薬には異なる上限があります。薬は元の包装のまま持ち、一般名、用量、本人が使用する薬であることが分かる処方箋または医師の英文レターを添えてください。日本円で購入した薬であっても、海外から日本へ持ち込む場合は別途ルールの確認が必要です。

薬監証明が必要になる場合

個人使用の持ち込み可能量を超える場合、または数量にかかわらず特定のカテゴリーに該当する場合、日本では事前に輸入確認証の申請が必要です。これは「薬監証明(Yakkan Shoumei)」と呼ばれ、近年の変更により、厚生労働省が運営するオンラインシステムから申請します。薬の名称や数量、旅行日程などを提出し、税関で提示する証明書を受け取ります。審査には時間がかかるため、フライトの直前ではなく、十分な余裕を持って手続きを始めてください。詳しくは、別記事の処方薬と薬監証明でも解説しています。

持ち込みが禁止されている成分

海外では一般的な薬でも、日本では規制対象または禁止されている場合があり、外国の処方箋があっても持ち込むと重大な問題になることがあります。もっともよく例に挙げられるのは、注意欠如・多動症などの治療に使われる刺激薬です。特定の鼻炎・かぜ用の充血除去成分や、一部のコデイン製品にも制限があります。対象リストを定めているのは私たちではなく、厚生労働省です。服用している薬について少しでも不明点がある場合は、渡航前に在日または最寄りの日本大使館、あるいは厚生労働省へ確認し、必要であれば旅行中の代替薬について主治医に相談してください。

荷造りの実用的なポイント

  • 薬は預け入れ荷物ではなく、機内持ち込み手荷物に入れる。
  • 一般名、用量、服用時間を記載した英語の薬剤リストを1部用意し、パスポートと一緒に保管する。
  • 予定どおりの滞在日数に加え、日程変更に備えた余裕分も用意する。ただし、持ち込み可能量の範囲内、または薬監証明の取得済みであることが前提。
  • 冷却が必要な薬には小型の保冷ポーチを使い、ホテルにも伝える。客室の多くには冷蔵庫がありますが、温度管理が必要な薬は必ず確認してください。

パート2:日本で処方薬を受け取る

処方箋は病院の外にある薬局へ

日本では、多くの病院やクリニックが薬そのものを直接渡すのではなく、紙の処方箋を患者に渡します。その処方箋を、病院の門のすぐ外や道路を挟んだ向かい側にあることも多い薬局へ持って行き、薬剤師に薬を調剤してもらい、用法の説明を受けます。処方箋には短い有効期間があり、通常は交付日を含めて4日以内とされるため、原則として受け取った当日に調剤してもらいましょう。医療機関や処方内容による例外もあるため、処方箋の記載を確認してください。

セールの表示が並ぶ日本のドラッグストアの店頭

薬局で行うこと

処方箋と、持っていれば医療機関の診察券を窓口に提出します。薬剤師から、アレルギーの有無や現在服用しているほかの薬について質問されることがあります。薬には印刷された説明書が付き、通常は日本語で、薬ごとの内容、1日の服用回数、食前・食後のどちらに飲むかなどが記載されています。その日に有資格の医療通訳者を手配していて、予約時間に薬局も含まれていれば、通訳者が薬剤師の説明を通訳し、説明書も一緒に読み進めます。通訳者が薬の内容を判断することはありません。役割は、あくまで通訳です。

支払い

薬局の支払いは病院とは別で、薬局の窓口で行います。支払い方法はカードまたは現金で、日本円を用意するか、利用できるカードの種類を事前に確認してください。帰国後に日本の医療費を自国の保険へ請求する予定がある場合は、病院の領収書と一緒に薬局の領収書も保管しておきましょう。

パート3:ドラッグストアと市販薬

日本のドラッグストアは規模が大きく、品ぞろえも豊富で、夜遅くまで営業している店舗が多くあります。かぜ、痛み、胃腸の不調、アレルギー、皮膚の症状向けの市販薬のほか、日用品も販売しています。商品表示は日本語ですが、中心部の大きな店舗では英語や中国語に対応できるスタッフがいるチェーンもあります。なお、店舗によってクレジットカードなどのキャッシュレス決済への対応状況が異なるため、購入前に確認すると安心です。

私たちができることは、ホテルの近くにあるドラッグストアをご案内することです。私たちがしないことは、薬を推薦することです。治療中である場合や処置を受けた直後に市販薬を購入するなら、先に主治医、または処方薬を調剤した薬剤師へ相談するのが適切です。薬の飲み合わせは医療上の判断が必要な問題だからです。

受診・服用のタイミングと冷蔵保管について

病院に併設された薬局は病院の診療時間に近く、平日の日中と土曜日の午前中を中心に営業していることが多くあります。金曜日の午後遅くに受け取った処方箋は、日曜日まで待つのではなく、病院のあるエリアを離れる前に調剤してもらうべきです。日本の祝日や連休には営業時間が変わったり休業したりする薬局もあるため、旅行日程に含まれる場合は事前確認をおすすめします。日本で調剤された薬の中には冷蔵保存が必要なものもあります。薬剤師に確認し、客室の冷蔵庫が十分に冷えていない場合はホテルのフロントにも伝えてください。薬局の袋と一緒に車でホテルへ直接お送りします。最初に服用する時間は、薬剤師に袋へ書いてもらいましょう。

日本の薬を自国へ持ち帰る場合

皆さまの居住国にも、薬の持ち込みに関するルールがあります。日本で調剤された処方薬を持ち帰る場合は、通常、処方箋または薬局の説明書を薬と一緒に携帯する必要があります。長期治療で多めの薬を持ち帰る場合は特に、帰国便に乗る前に自国の税関案内を確認してください。

要点まとめ

普段服用している薬は、元の包装のまま、一般名を記載した薬剤リストと一緒に持参し、持ち込み可能量の範囲内に収めるか、早めに薬監証明を申請して取得してください。不明な薬がある場合は、搭乗前に日本大使館または厚生労働省へ確認しましょう。日本では処方箋を受け取った当日に薬局で調剤してもらい、通訳者を手配していれば一緒に説明書を読みます。治療中であれば、市販薬を購入する前に必ず主治医または薬剤師へ相談してください。

有資格の医療通訳者探しのサポートを含め、私たちが医療旅行をどのように手配するか全体像を知りたい方は、医療旅行のページをご覧ください。

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