
和菓子:日本の伝統菓子が描く美の世界
日本の伝統菓子、和菓子の魅力を探訪。ねりきり、だいふく、どら焼きの種類から、抹茶との楽しみ方、東京・京都で買えるお店まで紹介します。
2026年8月8日·✍️ olablog·⏱ 13 分で読める
日本の伝統菓子、和菓子の魅力を探訪。ねりきり、だいふく、どら焼きの種類から、抹茶との楽しみ方、東京・京都で買えるお店まで紹介します。
日本料理が一枚の絵だとしたら、和菓子はそこに描かれた最も繊細な筆づかいといえるでしょう。単なるデザートではなく、日本の伝統菓子である和菓子は、小さな芸術作品そのものです。色や形はもちろん、一つひとつのお菓子の名前にまで、季節や花、古い詩の情景が込められています。日本を初めて訪れるベトナム人旅行者にとって、茶室でゆっくりと過ごし、ほろ苦い抹茶を一口味わったあとに上品な甘さのお菓子を口にする時間は、きっと忘れられない「とても日本らしい」体験になるはずです。旅に出る前に、OlaChillと一緒に和菓子の世界をのぞいてみましょう!

和菓子とは?なぜ日本人はこれほど大切にするの?
和菓子(和菓子)とは、文字どおり「日本のお菓子」を意味し、数百年前に生まれてから、茶道文化とともに華やかな発展を遂げてきました。バターや牛乳、生クリームを使うことの多い西洋菓子とは異なり、和菓子の主な材料は植物性のものです。もち米粉、小豆、白あん、寒天、砂糖などが代表的です。甘さは比較的やさしく上品で、緑茶の苦味と調和するように作られています。
和菓子が特別なのは、「五感すべてで味わう」という考え方にあります。目で形を愛で、鼻でほのかな香りを感じ、手で柔らかさを確かめ、耳で詩情豊かな名前を聞き、最後に舌で味わうのです。小さなお菓子一つに、四月の桜の花びらや夏のせせらぎ、秋の真っ赤な紅葉など、一つの風景が表現されていることもあります。
ぜひ試したい代表的な和菓子

ねりきり(Nerikiri) – 和菓子の「女王」ともいえる存在で、茶会などでよく登場します。なめらかにすりつぶした白あんにもち粉などを混ぜ、職人が菊や梅、柿などの形に仕上げます。その細やかな造形には驚かされるばかりです。芸術性が最も高い和菓子の一つで、美しすぎて食べるのが惜しくなる旅行者も少なくありません。
大福(Daifuku) – ベトナム人にもなじみやすく、最も食べやすい和菓子です。柔らかくもちもちした餅であんこを包んだもので、なかでも有名なのがいちご大福。中には丸ごとの新鮮ないちごが入っており、一口食べると、いちごの甘酸っぱさとあんこの豊かな風味が絶妙に溶け合います。
どら焼き(Dorayaki) – パンケーキのようにふんわり焼き上げた生地であんこを挟んだお菓子で、ドラえもんの大好物としても知られています。手に入りやすく、お土産として持ち帰りやすいので、ほとんどの人に喜ばれます。
羊羹(Yokan) – あんこを寒天で固め、四角い棒状に切り分けたお菓子です。甘みはやや濃く、日持ちするため、お土産にもぴったりです。定番の味に加えて、抹茶羊羹や栗羊羹、芋羊羹などもあります。
そのほか、最中(monaka)(香ばしい皮であんを挟んだお菓子)、団子(dango)(もち米粉の生地を串に刺したもの)、まんじゅう(manju)(あんを包んで蒸した甘いお菓子)も、機会があればぜひ味わってみてください。

季節を映す和菓子――甘味でめぐる四季のカレンダー
和菓子のショーケースを見れば、その年のどの季節なのかがわかる、と日本人はよく言います。春には、塩漬けにした桜の葉で包んだ桜餅(sakura mochi)。淡い桜色が花びらを思わせ、やさしい香りが広がります。夏の蒸し暑い時期には、ひんやりとしたお菓子が主役です。水羊羹(mizu yokan)(みずみずしく涼やかな小豆の羊羹)、葛切り(kuzukiri)(透明な細い餅を黒蜜につけて食べるもの)、わらび餅(warabi mochi)(香ばしいきな粉をまぶしたもの)などが人気です。秋は栗のお菓子**栗きんとん(kuri kinton)や、鮮やかな紅葉をかたどったねりきりの季節。冬には、さわやかな柚子の香りが楽しめる柚子まんじゅう(yuzu manju)**や、椿をかたどったお菓子が登場します。
日本をどの季節に訪れる場合でも、ぜひ老舗の和菓子店に立ち寄り、「この季節のお菓子はどれですか?」と尋ねてみてください。きっと素敵な驚きに出会えるでしょう。
抹茶と一緒に味わう、和菓子の粋な楽しみ方
和菓子は、お茶とともに楽しむために生まれたものです。茶道では、抹茶を飲む前に必ずお菓子をいただきます。先に甘みを口にしておくことで、苦みのあるお茶がまろやかに感じられ、余韻の甘さも長く続くのです。お菓子をすすめられたら、小さな木製の楊枝(黒文字)で食べやすい大きさに切り分け、直接かじらないようにします。
本格的な茶道に参加しなくても、喫茶店(kissaten)や日本庭園の茶室で、この組み合わせを体験できます。多くの店では、季節の和菓子と抹茶のセットを約800-1.500¥で提供しています。石庭を眺めながらお茶をすすり、お菓子を味わう――急がず、ゆっくりと。その時間こそが和菓子の心なのです。
東京と京都で和菓子を買うなら?
東京: 銀座、新宿、日本橋にある大手百貨店の食品フロア(デパ地下)は、和菓子の「楽園」です。老舗ブランドが数多く集まり、美しく上品に包装されたお菓子を一か所で選べるため、お土産探しにも最適です。浅草の浅草寺周辺に広がる昔ながらの街並みには、伝統的な和菓子店も多く、どら焼きや店頭で焼き上げる人形焼きを食べ歩きしながら散策するのも楽しいでしょう。
京都: ここはまさに和菓子の都です。祇園、錦市場、清水寺へ続く道の周辺には老舗の和菓子店が軒を連ね、数百年にわたって菓子作りを続けてきた店も少なくありません。京都は、当日中に味わう繊細な生菓子(namagashi)と、シナモン風味の餅菓子である八ツ橋で有名です。京都を訪れた人の多くが、お土産に買って帰ります。
ちょっとしたコツとして、生菓子(namagashi)や大福は1-2日しか日持ちしないため、購入したら早めに食べましょう。ベトナムへ持ち帰るお土産なら、羊羹、個包装のどら焼き、または賞味期限の長い焼き菓子がおすすめです。
和菓子作り体験――自分の手で「四季」を形にする
和菓子をもっと深く知りたいなら、ぜひ和菓子作り体験に参加してみましょう!東京と京都には、旅行者向けの教室が数多くあり、所要時間は約60-90分、英語での案内に対応しているクラスもあります。職人から生地のこね方や色のつけ方、ねりきりを桜や菊の花に仕上げる方法を教わり、自分の手で作ったお菓子を、点てた抹茶とともに味わえます。料金は通常、1人あたり約2.000-4.000¥で、忘れられない思い出になることを考えれば十分に価値があります。京都の教室は繁忙期には満席になりやすいため、インターネットで事前に予約しておくのがおすすめです。和菓子作り体験を充実した旅程に組み込みたい方は、便利に手配できるOlaChillの日本ツアーも参考にしてください。
和菓子は単なる甘いお菓子ではありません。日本人が自然や季節の移ろい、そしておもてなしの心を、小さく美しい贈り物に包み込んだものです。次の日本旅行では、ぜひ午後のひとときをお茶とお菓子のためにゆっくり過ごしてみてください。まず目で愛で、お茶を飲む前にお菓子を味わい、その上品な甘さが語りかける、極東の国の四季の物語に耳を傾けてみましょう。日本の食文化についてさらに知りたい方は、OlaChillの日本グルメ特集もぜひご覧ください!
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