
インド・バングラデシュ人旅行者向け:日本でのeSIM・Pocket WiFi・SIM比較
インド・バングラデシュから日本を訪れる旅行者のための通信手段を徹底比較。eSIM、Pocket WiFi、SIMの料金をINR/BDT換算で紹介し、開通のコツや実際の通信エリア事情も解説します。
2026年7月10日·✍️ olablog·⏱ 39 分で読める
インド・バングラデシュから日本を訪れる旅行者のための通信手段を徹底比較。eSIM、Pocket WiFi、SIMの料金をINR/BDT換算で紹介し、開通のコツや実際の通信エリア事情も解説します。
インドやバングラデシュから日本へ初めて(あるいは2回目に)旅行するなら、楽しみが大きい一方で、実用面でもいくつか準備が必要です。なかでも見落とされがちなのが、現地での通信手段。にぎやかなShibuya Crossingを歩いたり、Kolkataのトラム路線図より複雑に感じる列車の時刻表を読み解いたり、Kyotoで目当てのベジタリアン・ラーメン店を探したり――安定したインターネットがなければ、こうした場面は一気に難しくなります。スムーズな道案内、すぐに使える翻訳、息をのむような写真の共有など、データ通信はもはやぜいたくではなく必需品です。選択を誤ると、余計なストレスや出費につながります。1週間分のデータ通信は約¥3,000(約₹1,680またはBDT 2,100)で用意でき、旅を格段に快適にできます。
日本旅行で必要な通信環境を考える
eSIM、Pocket WiFi、物理SIMの違いを詳しく見る前に、自分の旅行スタイルとデータ使用量を把握しておきましょう。日本は世界でも特に進んだモバイル通信網を備えていますが、どのように利用するかによって、旅の快適さと予算は大きく変わります。Google Mapsや翻訳アプリを多用する一人旅でしょうか。それとも、移動中も家族4人が常に連絡を取り合い、子どもが動画などを楽しめる環境が必要でしょうか。毎日vlogをアップロードするコンテンツクリエイターかもしれません。答えによって、最適な選択肢が見えてきます。
旅行期間も重要です。Tokyoを5日間だけ訪れる場合と、HokkaidoからOkinawaまで3週間かけて巡る場合では、必要な通信量は異なります。日本では、母国にいるときよりデータ使用量が増える可能性が高いでしょう。道順を調べ、列車の時刻(広大なDelhi Metroのネットワークを、さらに正確で時間どおりにしたものを想像してください)を確認し、寺院や美術館の開館時間を調べ、インドやバングラデシュの家族・友人に旅の様子を共有することになるからです。ベジタリアンやハラールなど食事に条件がある人にとっては、Halal NaviやHappyCowのようなアプリにリアルタイムでアクセスできることが、適したレストランを探すうえで非常に役立ちます。大都市の観光エリア以外では、特に重宝するでしょう。無料Wi-Fiは一部で利用できますが、接続が不安定だったり、登録が必要だったり、重要な取引には安全性に不安があったりします。無料Wi-Fiだけに頼ると、必要なときに情報が得られず困ることがあります。
eSIM:インド・バングラデシュ人旅行者のためのデジタル革命
eSIM(embedded SIM)は、特に日本を訪れる海外旅行者にとって画期的な選択肢です。物理的なチップを差し込む代わりに、スマートフォンへデジタルSIMプロファイルを直接ダウンロードして使います。小さなSIMトレイを開けて苦労したり、自国のSIMカードをなくさないよう気を遣ったり、到着後すぐに販売店を探したりする必要がありません。
仕組み: Airalo、Ubigi、HolaflyなどのプロバイダーからオンラインでeSIMプランを購入すると、メールでQRコードが届きます。対応スマートフォンでQRコードを読み取り、いくつかの簡単な手順を進めれば、voilà――日本用のデータプランが開通します。インドやバングラデシュを出発する前にすべて済ませておけるのが大きな魅力です。NaritaまたはHaneda Airportに到着し、飛行機を降りて機内モードを解除した瞬間から通信できると考えてみてください。長時間のフライトのあとでも、交通手段をすぐ調べたり、家族や大切な人に連絡したりできる安心感は大きいものです。
インド・バングラデシュ人旅行者にとってのメリット:
- 便利: 出発前に開通できるため、空港の行列や物理SIM販売店を探す手間がありません。到着後すぐにデータ通信をオンにできます。
- デュアルSIM対応: eSIM対応スマートフォンの多くは、自国のSIMを通話・SMS用に有効にしたまま、eSIMをデータ通信に使えます。重要なOTPを受け取ったり、普段の番号で家族と連絡を取ったりするのに便利です。
- 柔軟性: 旅行日程が変わったり、追加のデータが必要になったりしても、異なるプランやプロバイダーへ簡単に切り替えられます。
- 環境にやさしい: 物理SIMカードによるプラスチックごみが出ません。
注意点:
- 端末の対応状況: eSIMに対応していないスマートフォンもあります。新しいiPhoneモデル(XS and above)、Google Pixel(3 and above)、一部のSamsung Galaxy端末は一般的に対応しています。購入前に、必ず自分の機種を確認してください。
- トラブル対応: 開通手続きは通常簡単ですが、問題が起きた場合、サポートに連絡するにはインターネット接続が必要になります。eSIMが動作していないときには、いわば堂々巡りになりかねません。
- 日本の電話番号がない: 観光客向けeSIMの多くはデータ通信専用です。そのため、日本の電話番号で通話することはできません。ただし、WhatsAppやLineなどのメッセージアプリは問題なく使えます。
料金例(概算。最新料金は必ず確認してください): eSIMの料金は、データ容量と有効期間によって異なります。以下は一般的な例とおおよその換算額です。
| プロバイダー例 | データ容量 | 有効期間 | 料金 (¥) | 料金 (₹ approx) | 料金 (BDT approx) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Airalo (basic) | 5 GB | 8 Days | ¥1,800 | ₹1,008 | BDT 1,260 | 短期旅行・中程度の利用に適する |
| Ubigi (mid-range) | 10 GB | 15 Days | ¥3,200 | ₹1,792 | BDT 2,240 | 1-2週間の旅程で人気 |
| Holafly (unlimited) | Unlimited | 7 Days | ¥4,500 | ₹2,520 | BDT 3,150 | 高めだが、ヘビーユーザーも安心 |
| Airalo (long-stay) | 20 GB | 30 Days | ¥5,500 | ₹3,080 | BDT 3,850 | 長期滞在に最もお得 |
換算レート:¥1あたり約₹0.56、約BDT 0.70(2026年時点)
開通手順:
- オンラインで購入: 希望するプランを選び、支払いを完了します。
- QRコードを受信: QRコードと説明が記載されたメールが届きます。
- 出発前に読み取り・インストール: スマートフォンのSettings > Cellular/Mobile Data > Add Data Planを開き、QRコードを読み取ります。画面の指示に従い、eSIMに「Japan Travel」などのラベルを付けます。
- 到着後に有効化: 日本に着いたら機内モードを解除します。スマートフォンのCellular/Mobile Data設定で「Japan Travel」eSIMをモバイルデータ用に選択し、この回線のデータローミングを有効にします(自国の通信会社による高額なローミングではなく、eSIMプランが使用されます)。自国のSIMは通話・SMS用に有効なままにできます。
テザリング: AiraloやUbigiなど大手プロバイダーのeSIMの多くは、パーソナルホットスポットに対応しています。ただし、購入するプランごとに利用可能か必ず確認してください。カップルや少人数の家族旅行なら、テザリング対応eSIMを1人が利用してデータを共有することで、軽い利用に限ればPocket WiFiの代わりになります。ただし、ホットスポットを常時使うとスマートフォンのバッテリーが急速に減るため、モバイルバッテリーは必須です。
通信エリアの実情: eSIMは、NTT Docomo、au、SoftBankなど日本の大手通信会社のネットワークを利用します。そのため、主要都市や町では4G/5Gを非常に快適に使えます。都市部を離れた山間部や非常に地方のエリアでは、Himalayasの人里離れた地域やSundarbansで電波状況が変動するのと同じように、通信が不安定になることがあります。一般的な観光ルートであれば、十分に安定した接続を期待できます。
Pocket WiFi:グループ旅行者の強い味方
家族、友人グループ、複数の端末を使うカップルにとって、Pocket WiFiルーターは最も費用対効果が高く便利な選択肢になることがよくあります。小型で持ち運べるこの端末が個人用Wi-Fiスポットとして機能し、複数のユーザーが同時に接続できます。
仕組み: 通常は旅行前にオンラインでPocket WiFiをレンタルします。到着後に空港で受け取るほか、日本のホテルに届けてもらったり、インド/バングラデシュの自宅住所へ発送してもらったりする方法もあります(後者はあまり一般的ではありません)。端末の電源を入れ、案内されたパスワードで端末のWi-Fiネットワークに接続すれば、すぐにオンラインになります。旅行終了後は、指定の返却場所または料金前払い済みの封筒で返却します。
インド・バングラデシュ人旅行者にとってのメリット:
- 共有できる: 最大5-10台(スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど)を同時接続でき、グループ旅行では非常に経済的です。
- データ無制限(多くの場合): 多くのPocket WiFiプランは4G LTEデータが完全無制限で、容量制限を気にせず、動画配信や母国とのビデオ通話を頻繁に利用できます。
- 専用端末: インターネット接続のためにスマートフォンのバッテリーを消耗しません。
- 設定が簡単: SIMカードの交換や複雑な設定は不要で、Wi-Fiに接続するだけです。
注意点:
- 持ち運ぶ端末が増える: 充電し、常に携帯する必要がある機器が1台増えます。
- 受け取り・返却の手配: 空港での受け取りやホテルへの配送・返却を事前に計画する必要があります。返却期限を過ぎると延滞料金が発生する場合があります。
- バッテリー持続時間: 1回の充電で通常8-12時間ほどしか持たないため、終日の観光ではPocket WiFi用のモバイルバッテリーが欠かせません。
- 1台に依存するリスク: 紛失・破損したり、バッテリーが切れたりすると、グループ全員が通信できなくなります。
料金例(概算。最新料金は必ず確認してください): Pocket WiFiのレンタル料金は通常、1日単位で計算されます。レンタル期間が長いほど、1日あたりの料金が安くなる傾向があります。保険やモバイルバッテリーは、通常オプションです。
| プロバイダー例 | データ容量 | 有効期間 | 1日料金 (¥) | 7日間合計 (₹ approx) | 14日間合計 (₹ approx) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Japan Wireless | Unlimited | Per Day | ¥500 - ¥700 | ₹1,960 - ₹2,744 | ₹3,920 - ₹5,488 | 信頼性が高く、グループ旅行向け |
| Ninja WiFi | Unlimited | Per Day | ¥600 - ¥800 | ₹2,352 - ₹3,136 | ₹4,704 - ₹6,272 | 人気があり、空港受け取りに対応 |
| AnyFii | Unlimited | Per Day | ¥450 - ¥650 | ₹1,764 - ₹2,548 | ₹3,528 - ₹5,096 | 予算重視の選択肢 |
換算レート:¥1あたり約₹0.56、約BDT 0.70(2026年時点)
予約・受け取り・返却:
- オンラインで予約: Japan Wireless、Ninja WiFi、AnyFiiなどの公式サイトを、旅行のかなり前に訪れます。利用日、データプラン(通常は無制限)、希望する受け取り・返却方法を選びます。
- 受け取り:
- 空港: 最も便利な方法です。Narita (NRT)、Haneda (HND)、Kansai (KIX)、Chubu Centrair (NGO)など、主要国際空港の専用カウンターで受け取ります。「WiFi Rental」または各プロバイダー名の案内を探してください。予約確認書とパスポートを提示します。
- ホテル配送: 日本国内のホテルへ端末を直接配送できるプロバイダーもあります。ホテルに荷物を受け取ってもらえるか、事前に確認しておきましょう。
- 郵便局: 観光客にはあまり一般的ではありませんが、指定された郵便局で配送・受け取りをする方法もあります。
- 返却:
- 空港の返却ボックス: 最も簡単な方法です。空港内(出発ゲート付近や到着ロビーに設置されていることが多い)にあるプロバイダーの返却ボックスを探します。
- 料金前払い済み封筒: 多くのプロバイダーは、宛名記入済みの返送用封筒を同梱しています。日本の郵便ポスト(インドの都市部にある郵便ポストと同じように、赤いポストが一般的です)へ投函できます。返却ボックスのない空港から出発する場合や、空港へ向かう前に返却したい場合に便利です。
おすすめの旅行者:
- 一緒に旅行する2人以上の家族やグループ。
- 常時、無制限の通信を必要とするヘビーユーザー。
- 複数の端末(スマートフォン、タブレット、ノートパソコン)を使う人。
- スマートフォンのSIMカードを取り外したくない人。
物理SIMカード:昔ながらの方法
eSIMやPocket WiFiの人気が高まっている一方で、従来型の物理SIMカードも多くの旅行者にとって信頼できる選択肢です。使い慣れた方法を好む人や、スマートフォンがeSIMに対応していない人には特に向いています。
仕組み: 日本で(または出発前にオンラインで)物理的なデータ通信専用SIMカードを購入します。自国のSIMカードを取り外し、日本のSIMと交換すると、スマートフォンが現地ネットワークに接続します。
インド・バングラデシュ人旅行者にとってのメリット:
- 慣れている: インドやバングラデシュの旅行者の多くは、海外旅行時に現地SIMを購入することに慣れています。
- 安定した通信エリア: 大手通信会社(NTT Docomo、au、SoftBank)のネットワークを直接利用するため、優れた通信エリアを確保できます。
- 追加端末が不要: Pocket WiFiと比べ、持ち運び・充電する機器が1台少なくなります。
注意点:
- 端末のSIMロック解除: 海外SIMを使うには、スマートフォンのSIMロックが解除されていなければなりません。自国の通信会社にロックされている場合、この方法は使えません。
- 物理的な交換: 旅行中に小さな自国SIMをなくすリスクがあります。
- 開通設定: 差し込むだけで使えるSIMも多い一方、手動でAPN設定が必要な場合があり、インターネット接続や現地語の知識がないと難しいことがあります。
- 日本の電話番号がない(通常): 観光客向けSIMのほとんどはデータ通信専用です。音声通話・SMS付きの観光客向けSIMは、日本の厳しい規制のため、入手が難しく複雑です。
- 購入場所が限られる: 空港や大型家電量販店で購入する必要があることが多く、コンビニで観光客向けSIMを扱っていることはまれです。
料金例(概算。最新料金は必ず確認してください): 観光客向けの物理SIMは通常データ通信専用で、一定期間に利用できるデータ容量があらかじめ決められています。
| プロバイダー例 | データ容量 | 有効期間 | 料金 (¥) | 料金 (₹ approx) | 料金 (BDT approx) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| B-mobile (data) | 7 GB | 10 Days | ¥2,500 | ₹1,400 | BDT 1,750 | 短期・中程度の利用に適する |
| IIJmio (data) | 15 GB | 30 Days | ¥4,800 | ₹2,688 | BDT 3,360 | 長期滞在ならよりお得 |
| Tourist SIM (airport) | 5 GB | 8 Days | ¥2,000 | ₹1,120 | BDT 1,400 | 空港で簡単に購入できるが、条件を確認 |
換算レート:¥1あたり約₹0.56、約BDT 0.70(2026年時点)
購入場所と開通方法:
- 空港: Narita、Haneda、Kansaiなどには、自動販売機やカウンター(例:JAL ABC、NTT Docomo、SoftBank)があり、観光客向けSIMを販売しています。到着時に購入する方法として最も便利です。
- 家電量販店: 大都市にあるBic CameraやYodobashi Cameraなどの大型店では、より多くの観光客向けSIMを取り扱っています。スタッフが開通を手伝ってくれる場合もありますが、英語対応の程度は店舗によって異なります。
- オンライン予約: 日本のホテルへSIMカードを配送する事前予約に対応しているプロバイダーもあります。
開通手順:
- SIMを差し込む: 自国のSIMを慎重に取り外し、日本のSIMを挿入します。
- APN設定: SIMによっては、スマートフォンが設定を自動検出します。手動でAccess Point Name (APN)を入力しなければならない場合は、SIMカードの説明書を確認してください。必要な情報を調べるため、最初に空港Wi-Fiなどへ接続できると便利です。
- 再起動: スマートフォンを一度再起動すると、SIMが接続されることがよくあります。
大都市以外の通信環境:知っておきたい現実
日本は技術力の高さで知られ、モバイル通信インフラも世界トップクラスです。Tokyo、Kyoto、Osaka、Fukuokaなどの大都市では、eSIM、Pocket WiFi、物理SIMのどれを選んでも、非常に高速な4Gと、ますます普及している5Gを利用できます。これらはすべて、日本の主要3社であるNTT Docomo、au、SoftBankが提供する同じ基盤ネットワークを利用しています。そのため、通信エリアという点では、3つの方法に大きな違いはありません。
ただし、都市の中心部を離れた場所については、「現実を確認」しておく必要があります。日本の通信エリアは広いものの、インドやバングラデシュの人里離れた村のすべてでシームレスな5Gを期待できないのと同じく、完全にどこでもつながるわけではありません。
- 山間部: Japanese Alpsへ足を延ばしたり、谷間にある人里離れた温泉街を訪れたり、HakoneやFuji-Hakone-Izuのような国立公園をハイキングしたりする場合、電波が弱い場所や圏外に遭遇することがあります。トンネル、深い渓谷、森林の密集した場所では特に注意が必要です。
- 離島: 人口の少ない島では、主要なHonshu島と比べて通信エリアが狭いことがあります。
- 地下や特定の建物: 都市部でも、非常に深い地下鉄路線(Tokyo Metroは一般的に通信環境が良好です)、大型百貨店の地下、厚い壁のある古い寺院などでは、電波が妨げられる場合があります。
旅行者への影響: 選んだ通信手段は通常であれば十分役立ちますが、本当に人里離れた場所や厳しい地形では、電波が途切れる可能性に備えておくのが賢明です。ここで実用的な準備が重要になります。
- オフライン地図をダウンロードする: 通信環境の悪い場所へ向かう前に、Google Mapsのオフライン地図をダウンロードするか、MAPS.MEのようなオフライン地図アプリを利用しましょう。リアルタイム通信がなくても道案内を確認できます。
- 重要情報をスクリーンショットする: 予約確認書、ローカル線の列車時刻表、人里離れた宿泊先までの道順などをスクリーンショットしておきます。
- グループで共有する: Pocket WiFiを使う場合、特定のエリアでは通信が限られる可能性を全員に伝え、あらかじめ行動を計画しておきましょう。
- 一時的にオフラインを楽しむ: 常に通知を受け取る状態から少し離れることも、旅の醍醐味の一つです。日本の静かな風景に、より深く浸る時間になるかもしれません。
インドやバングラデシュから初めて、または2回目に日本を訪れ、人気の観光ルートを巡る旅行者の大半にとって、通信環境は十分以上です。ただし、本当に知られざる場所へ向かう場合は注意してください。
自分に合う選択肢を決める:ケース別ガイド
最適な通信手段は、旅行者の具体的な状況によって大きく異なります。インド人・バングラデシュ人旅行者によくあるケースを見てみましょう。
ケース1:Bengaluruから来たデジタルに強い一人旅
- 旅行者像: デジタルサービスに慣れたインドからの一人旅。Tokyo、Kyoto、Hiroshimaを巡る10日間の旅行を計画しています。道案内にはGoogle Maps、情報発信にはSNS、会話には翻訳アプリを多用する予定で、できるだけ手間をかけたくありません。
- おすすめ:eSIM。
- 理由: 出発前に開通できるため、到着直後から使えます。追加の端末を持ち歩く必要もありません。自国のSIMをOTP受信用に有効にしておけます。10GB/15日間のeSIM(約¥3,200または₹1,792)なら、予算を大きく超えず、十分なデータ容量を確保できます。緊急時にはテザリングもできますが、基本的には個人利用向けです。
ケース2:幼い子どもを連れたDhaka発の4人家族
- 旅行者像: 両親と8歳、12歳の子ども2人で、Tokyo、Osaka、Naraを2週間かけて旅行します。子どもは新幹線の移動中にタブレットで楽しみ、両親は道案内、翻訳、母国の家族との頻繁なビデオ通話を利用します。予算を抑えたい一方、利便性と安定性も重視しています。
- おすすめ:Pocket WiFi。
- 理由: 最大4-5台の端末で共有でき、複数人で使うなら経済的です。無制限データに対応していることが多く、子どもの動画視聴や頻繁なビデオ通話にも適しています。14日間のレンタル(約¥7,000-¥10,000または₹3,920-₹5,600)は、eSIMを個別に契約するよりはるかに安く済みます。専用端末を使うので、スマートフォンのバッテリーも温存できます。空港で簡単に受け取り・返却できるのも魅力です。複雑な駅(正確な列車時刻を備えたDhakaの交通事情にたとえられます)を移動するときも、新しい都市でハラール料理を探すときも、全員がつながった状態を保てます。
ケース3:Mumbaiからバックパッカー旅行をするカップル
- 旅行者像: 地方や小さな町も含む複数地域を、3週間かけてバックパックで巡るカップル。ある程度デジタル機器に慣れており、予算を意識しつつ柔軟性を重視しています。2人ともスマートフォンを持っています。
- おすすめ:eSIMを1枚(主な道案内・データ通信用)+物理SIMを1枚(予備または軽い利用向け)。
- 理由: 1人が利便性の高いeSIM(例:20GB/30日間プランで¥5,500または₹3,080)を使い、もう1人は端末のSIMロックが解除されていれば、家電量販店でお得な物理データSIM(例:15GB/30日間で¥4,800または₹2,688)を購入できます。通信の予備ができるのが利点です。Pocket WiFiを1台だけ使う方法もありますが、常に移動するバックパッカーにとって、2台のスマートフォンとPocket WiFiの充電を管理するのは面倒かもしれません。2人の端末が対応していれば、eSIMのテザリングも有力な選択肢です。
ミニケーススタディ:Sharma家のKyoto旅行 Delhi在住のSharma一家(両親とティーンエイジャーの子ども2人)は、TokyoとKyotoを中心に、Naraへの日帰り旅行も組み込んだ10日間の旅を計画しました。最大の課題は、Kyotoの複雑なバス路線をスムーズに移動することと、ベジタリアン対応のレストランを探すことでした。そこでPocket WiFiを選びました。
- 出発前: Mrs. SharmaはJapan Wirelessで10日間の無制限Pocket WiFiをオンライン予約し、約¥6,000(約₹3,360)を支払いました。受け取り場所にはNarita Airportを指定しました。
- 到着: Narita到着後、Japan Wirelessのカウンターをすぐに見つけ、端末を受け取って数分でオンラインになりました。
- 旅行中: Pocket WiFiは一家の通信拠点になりました。Mr. SharmaはGoogle MapsでTokyo Metroを利用し、Delhi Metroの効率のよさとよく比較しながら移動しました。子どもたちはKyotoへ向かうShinkansenの車内で動画を視聴。Kyotoでは、レストランのメニューをその場で翻訳してベジタリアン向けの料理を確認したり、Kinkaku-jiやFushimi Inari-taishaなどの寺院へ行く最短のバスルートを調べたりしました。Naraへの日帰り旅行でも、主要都市から少し離れた場所にいたにもかかわらず、鹿の写真をリアルタイムで共有したり、列車時刻を確認したりするには十分な通信環境が保たれていました。
- 出発: フライト前にKansai Airport (KIX)の指定ボックスへPocket WiFiを返却しました。手続きは1分もかかりませんでした。常に通信できる安心感により、道案内も文化体験も大幅に快適になりました。
避けたい失敗と役立つコツ
どれだけ準備していても、小さなミスが大きな問題につながることがあります。インド人・バングラデシュ人旅行者にとって重要なポイントをまとめます。
- 失敗1:eSIM対応を確認しない。
- コツ: eSIMを購入する前に、端末のモデルと通信会社を再確認し、eSIM機能に対応していることを確かめましょう。「eSIM compatible phones [your phone model]」でGoogle検索すれば、通常は確認できます。
- 失敗2:物理SIM用に端末のロックを解除し忘れる。
- コツ: 日本の物理SIMを使う予定なら、旅行前に自国の通信会社(例:Airtel、Jio、Grameenphone、Robi)へ連絡し、海外SIMを使えるよう端末のロックを解除してもらいましょう。よくある必須条件です。
- 失敗3:必要なデータ量を少なく見積もる。
- コツ: 道案内、翻訳、情報検索、写真・動画の共有で、想像以上にデータを使います。必要だと思う量より余裕のあるプランを選びましょう。データ無制限のPocket WiFiや大容量eSIMなら安心です。
- 失敗4:Pocket WiFiを早めに予約しない。
- コツ: Cherry Blossom、Autumn foliage、Golden Weekなどの繁忙期には、Pocket WiFiが品切れになることがあります。端末と希望の受け取り場所を確保するため、少なくとも2-3週間前に予約しましょう。
- 失敗5:無料の公共Wi-Fiだけに頼る。
- コツ: 大きな駅やカフェなどで無料Wi-Fiを使えることはありますが、速度が遅く、何度も登録を求められ、安全性も低い場合があります。メインの通信手段ではなく、あくまで補助として考えましょう。
- 失敗6:バッテリー残量を軽視する(Pocket WiFiとスマートフォン)。
- コツ: すべての端末用に、品質のよいモバイルバッテリーを1台(または2台)持ち歩きましょう。特にテザリングを使う終日の大量通信では、バッテリーがすぐに減ります。毎朝、モバイルバッテリーを満充電にしてください。
- コツ:オフライン地図とアプリをダウンロードする。
- インドやバングラデシュを出発する前に、日本の主要都市のGoogle Mapsオフライン地図をダウンロードしましょう。オフラインで使える翻訳アプリ(例:Google Translateのオフラインパック)や、Halal Navi、HappyCowなどの飲食店検索アプリも用意しておくと便利です。
- コツ:基本的な日本語フレーズを覚える。
- 通信環境があっても、「Sumimasen」(すみません)、「Arigato gozaimasu」(ありがとうございます)、「Eigo o hanasemasu ka?」(英語を話せますか?)といった基本表現を知っていると、交流がぐっとスムーズになります。Wi-Fiが限られる場所では特に役立ちます。
- コツ:自国のSIMを安全に保管する。
- 日本の物理SIMを使う場合、自国のSIMを小さく安全なポーチや、SIMトレイ取り出しツールの収納スペースに入れておきましょう。なくすと帰国後に大きな手間がかかります。
重要ポイント
- 自分のニーズを把握する: 一人旅ならeSIMが便利なことが多く、グループや家族旅行なら、テザリングで共有でき、無制限データが用意されていることも多いPocket WiFiのほうが経済的で便利です。
- 手軽さならeSIM: インドまたはバングラデシュを出発する前にeSIMプランを開通しておけば、到着直後から通信できます。
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